Y.I

1級時計修理技能士
取得日 2018年度

Q1.時計修理技能士を目指す人に、大事にして頂きたいコトや考え方は?

「お客様の時計を預かることの重大さ」と「自分なりの仮説をもとに考え行動すること」です。時計修理は自分で考え、工夫し、改善するという姿勢が重要です。私が社内講習で教える際も、時計修理技能士としての知識や技術と合わせて、”お客様や時計に向き合う姿勢”も伝えるようにしています。

Q2.修理アイテムの特徴・自分だけの使い方などがあれば教えてください

先輩や上司から譲って頂いた工具に、自分で少しずつ揃えたアイテムなどを加え、自分が使いやすいようにアレンジしています。先輩から頂いたピンセット、友人が選んでくれたキズミ、受検する際に同僚や家族がくれた合格祈願のお守りなど、どれも思い出深く大切にしています。

Q3. 資格を取るだけでなく、その後のキャリアにおいて大切なことは?

技能検定で得た知識や技術をこれまでの業務に活かす人、本格的に修理の道に進む人、職業訓練指導員や社内講師を目指す人など、本人次第でいろいろな道が開けてきます。単に資格を取るだけなく、社内講習を通して仲間が増えたり、仕事やスキルアップのモチベーションにも繋がるなど、良い循環が生まれていると思います。